バンコン車経歴10年の老人です。「バンコン(車)」とは、バンや、ワンボックス、ミニバンなど、ベース車の外観や、主要骨格は残しつつルーフなどを取り付け、キャンピングカーに架装した車のことです。バン(車)を、コンバージョン(改造)したキャンピングカーなので「バンコン(車)」と呼ばれています。‥だそうです。
私は、「日産バネットNV200」をベース車にした、アネックス社さん架装の「ファミリーワゴンSS」というバンコン車に乗っています。その前の車も、ベース車や架装会社も同じで、「リコルソSS」という車に乗っていました。ただ、ルーフを装備していないので、「キャンピングカー」だとか、「バンコン車」とは、云いがたい気持ちです。
なぜ、ルーフを装備しなかったかと云うと、道の駅やサービスエリアなどでは、使い難いし、雨に濡れた場合のメンテナスも大変だと判断したからです。あわせて、2人以上の車中泊旅は無いからです。そのため「狭い車内を広く使おう」と、運転席や助手席が回転できる装備(回転台座)をオプションでお願いしました。
さらに、後部には電子レンジや冷蔵庫が置けるように、荷台を自作し設置しています。小さい車で、狭い車内だけに、毎回の車中泊旅で感じた点を、帰宅してから改装・改善することも楽しみの一つです。
今回は、ちょっとした工夫です。運転席や助手席を、後部座席からでも前後へスライドできるようにしている点です。雨の日や寒い日に、後部の車中泊スペースから車外へ一旦出て、フロントドアを開け、座席をスライドする作業を省略するためです。
▼ 助手席を回転させた状態です。その座席を前後にスライドさせるためには、座席前方下にあるバーを上へ引き揚げる必要があります。
▼ 回転させた助手席の背もたれを倒した状態です。ぼっちの車中泊旅の時には、この状態でスタートします。
▼ 左下の写真が助手席と後部座席に隙間が開いている状態です。右側が、助手席をスライドさせて詰めた状態です。


▼ 座席をスライドさせるには、座席前の下側にある黄色い丸囲み部分のバーを上へ引きながら下げる必要があります。そのバーへ平ロープを取り付けているのが右側の写真で、ロープを引けば下がるようにしています。


▼ 運転席側(左写真)にも同じように平ロープを取り付けています。ロープを使用しない時は、センターの保冷温ボックスの横へ収めています。


▼ 運転席も助手席も前側を向いている状態では、背もたれの角度を変えるノブへ後部側からは手が届きません。このノブにも平ロープ(黄色い丸囲み部分)を付けて、それを引けば動かせるようにしています。
この工夫は、以前の車から行っています。今後、これよりも良い方法があれば、取り入れていきたいと思います。