先般、録画したオリジナルドラマ、松本清張の「球形の荒野」を、昨日再生して見ました。感想は、う~ん‥。
ところで、私は、20歳代後半に、テレビで「砂の器」の映画版を見てから、松本清張さんと、その作品に、興味を持つようになりました。小倉へ行った折りには、北九州市立「松本清張記念館」を訪ねたこともあります。
一方で、同時期に、スタインベック原作の「怒りの葡萄」を見る機会がありました。当時の貸しビデオだったかもわかりません。単行本も読んだ記憶があります。
もし、人から青春期に見て、印象に残っている映画は何か? と聞かれれば、映画館では見ていないものの、先の二つをあげます。
その二つの映画を見て、同じように感じたことは、いま起きている現象は、良いことではないにしても、それが生じた背景や、原因を見なければ、いけないということだったように思います。
それが分かれば、その原因を取り除いたり、変えるために、動くことができるという、行動指針にもなりました。
人生の後半期、もう一度、古くとも、心に響く、映画へ出会ってみたい、という気持ちが生まれてきました。