柿本人麻呂 没後1300年 山陰の万葉ゆかりの地巡りは、鳥取編に入っています。
前回も記しましたが、「柿本人麻呂没後1300年」と、紙面に記載してある「山陰の万葉ゆかりの地」が、直接はつながっていないということです。柿本人麻呂と関わりがあるとされるのは、島根県の石見地方です。島根県の出雲地方や、鳥取県は、柿本人麻呂とではなく、「万葉ゆかりの地」として、つながっているのだと思います。そうなると、ゆかりの地は、この紙面に掲載されている場所だけに留まらないことになります。
紙面に載っている鳥取県側の万葉ゆかりの地は5箇所で、今回は(3)の三徳山です。
記されている、鳥取県の万葉ゆかりの地は、(1)「大山」、(2)「伯耆国庁跡」、(3)「三徳山」、(4)「因幡国庁跡」「因幡万葉歴史館」、(5)です。
「三徳山」の位置は、下掲の赤丸部分です。この(3)三徳山は、(1)の大山と同様に、紙面では説明が記されてありませんでした。
標高900mの三徳山に境内を持つ山岳寺院。その奧院である投入堂は垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた他に類を見ない建築物で国宝に指定されている。この鳥取県東伯郡三朝町の「三徳山・三朝温泉」は平成27年に「六根清浄と六感冶癒の地~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~」として、文化庁の日本遺産第一号に指定。