今日、NHKの 新日本風土記スペシャル「さくらの歌」という番組を偶然に、少しだけ見ることができました。
5月に放送された番組の再放送だったように思います。桜に関係するみなさんと、それに関わる歌や音楽‥。それぞれに物語がありました。
ここからは、私ごとです。自宅の海側にある桜の木を、梅雨入りと同時に植え替えたのですが、夏を待たずして葉は枯れてしまいました。
このことは、ブログでも記しました。それをご覧になり、心配してくださる方もいらっしゃって、その後の様子や、その背景を、きちんと報告しなきゃな~‥、とテレビを見ながら、反省も含め感じたところです。
この桜は、8年前に他界した父を偲び、その翌年、友人へ桜の若木を5本、世話してもらい植えたものです。
「桜の木は庭には植えない方がよい」という謂われもあり、しかも、そんな広い庭ではないため、自宅の海側へ植えました。しかし、潮風や砂地という環境のなかで、1本だけしか残りませんでした。
その木にも、なかなか花は咲きませんでしたが、やっと昨年一輪だけ咲き、今年始めて「桜が咲いた!」という感じになりました。植えてから、8年目に咲いたということになります。
その桜が植わっている我が家の海側ですけど、海岸へ港湾道路が造られることになり、今年いっぱいで関係する民家へ隣接する樹木などの伐採や、移植及び移設が求められました。
境界線内側の敷地内に植えてはいたのですけど、枝は浜側へも広がっていたことから、完全に敷地内へ入れておこう、と植え替えたものです。放置すれば、伐採ということになったと思われます。
桜の木の根を掘っていくと、木は地表から真っ直ぐ下に向かわず、横へ伸びていました。下に伸びれば塩分があり、砂地で横へ伸びなければ、支えきれないという環境だったのかも分かりません。
今年中に、この場所にしか移植ができなかったため、断行したものですが、枯らしてしまったことは、少し後悔が残ります。
来年は、緑の葉を着けてくれないか、という僅かな望みをもって、夏の水やりなどを行っていきたいと思います。
▼ 今年初めて海側に咲いた桜。
▼ 枯れた桜の葉。
▼ 港湾道路が造られる海浜。